安全衛生特別教育規程 


アーク溶接等の業務に係る特別教育

第四条 安衛則第三十六条第三号に掲げるアーク溶接等の業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行うものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行うものとする。(表)
3 第一項の実技教育は、アーク溶接装置の取扱い及びアーク溶接等の作業の方法について、十時間以上行うものとする。

科 目

範 囲

時 間

アーク溶接等に関する知識

アーク溶接等の基礎理論 電気に関する基礎知識

一時間

アーク溶接装置に関する基礎知識

直流アーク溶接機 交流アーク溶接機 交流アーク溶接機用自動電撃防止装置 溶接棒等及び溶接棒等のホルダー 配線

三時間

アーク溶接等の作業の方法に関する知識

作業前の点検整備 溶接、溶断等の方法 溶接部の点検 作業後の処置 災害防止

六時間

関係法令

法、令及び安衛則中の関係条項

一時間



低圧の充電電路の敷設等の業務に係る特別教育

第六条 安衛則第三十六条第四号に掲げる業務のうち、低圧の充電電路の敷設若しくは修理の業務又は配電盤室、変電室等区画された場所に設置する低圧の電路のうち充電部分が露出している開閉器の操作の業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行なうものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行なうものとする。(表)
3 第一項の実技教育は、低圧の活線作業及び活線近接作業の方法について、七時間以上(開閉器の操作の業務のみを行なう者については、一時間以上)行なうものとする。

科 目

範 囲

時 間

低圧の電気に関する基礎知識

低圧の電気の危険性 短絡 漏電 接地 電気絶縁

一時間

低圧の電気設備に関する基礎知識

配電設備 変電設備 配線 電気使用設備 保守及び点検

二時間

低圧用の安全作業用具に関する基礎知識

絶縁用保護具 絶縁用防具 活線作業用器具 検電器 その他の安全作業用具 管理

一時間

低圧の活線作業及び活線近接作業の方法

充電電路の防護 作業者の絶縁保護 停電電路に対する措置 作業管理 救急処理 災害防止

二時間

関係法令

法、令及び安衛則中の関係条項

一時間



フォークリフトの運転の業務に係る特別教育

第七条 安衛則第三十六条第五号に掲げる最大荷重一トン未満のフオークリフトの運転の業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行なうものとする。
2 前項の学科教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行なうものとする。(表)
3 第一項の実技教育は、次の表の上欄に掲げる科目に応じ、それぞれ、同表の中欄に掲げる範囲について同表の下欄に掲げる時間以上行なうものとする。(表)

科 目

範 囲

時 間

フオークリフトの走行に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識

フオークリフトの原動機、動力伝達装置、走行装置、かじ取り装置、制動装置及び走行に関する附属装置の構造並びにこれらの取扱い方法

二時間

フオークリフトの荷役に関する装置の構造及び取扱いの方法に関する知識

フオークリフトの荷役装置、油圧装置(安全弁を含む。)、ヘツドガード、バツクレスト及び荷役に関する附属装置の構造並びにこれらの取扱い方法

二時間

フオークリフトの運転に必要な力学に関する知識

力(合成、分解、つり合い及びモーメント)重量 重心及び物の安定 速度及び加速度 荷重 応力 材料の強さ

一時間

関係法令

法、令及び安衛則中の関係条項

一時間

科 目

範 囲

時 間

フオークリフトの走行の操作

基本走行及び応用走行

四時間

フオークリフトの荷役の操作

基本操作 フオークの抜き差し 荷の配列及び積重ね

二時間


自由研削用といしの取替え等の業務に係る特別教育

安衛則第三十六条第一号に掲げる業務のうち自由研削用といしの取替え又は取替え時の試運転の業務に係る特別教育は、学科教育及び実技教育により行なうものとする。

学科教育は、次の表に掲げる時間以上行なうものとする。

科 目

範 囲

時 間

自由研削用研削盤、自由研削用といし、取付け具等に関する知識

自由研削用研削盤の種類及び構造並びにその取扱い方法 自由研削用といしの種類、構成、表示及び安全度並びにその取扱い方法 取付け具 覆(おお)い 保護具

二時間

自由研削用といしの取付け方法及び試運転の方法に関する知識

自由研削用研削盤と自由研削用といしとの適合確認 自由研削用といしの外観検査及び打音検査 取付け具の締付け方法及び締付け力 バランスの取り方 試運転の方法

一時間

関係法令

法、令及び安衛則中の関係条項

一時間

実技教育は、自由研削用といしの取付け方法及び試運転の方法について、二時間以上行なうものとする。



 タイヤ空気充填業務の作業者に対する安全教育

タイヤ空気充填業務安全教育実施要領

1  目      的
    自動車タイヤ整備作業において空気充填中のタイヤが破裂する等により労働災害が発生していること から、自動車タイヤの分解作業に伴うタイヤに空気を充填する業務(以下「タイヤ空気充填業務」という。)の安全を確保するため、当該業務従事者に対し、必要な知識及び技能を付与する。
2  対象者
    タイヤ空気充填業務に従事する労働者とすること。
3  実施者
    実施主体は、タイヤ空気充填業務を行う事業者又は、当該事業者に代って当該教育を行う安全衛生団体等とすること。
4  実施方法
  (1)  教育カリキュラムは別紙の「タイヤ空気充填業務安全教育カリキュラム」によること。
  (2)  教材としては、「タイヤ整備作業場安全必携」及び「同付録災害事例集」(全国タイヤ商工協同組合連合会編)等が適当と認められること。
  (3)  安全衛生団体等が行うものにあっては、1回の教育対象人員は50人以内とすること。ただし、実技教育については、10人以内の受講者を1単位とすること。
  (4)  安全衛生団体等が実施する場合の講師については、全国タイヤ商工協同組合連合会が実施する講師養成講習会を修了した者又は、教育カリキュラムの科目について学識経験等を有する者を当てる
      こと。
5  修了の証明書
  (1)  事業者は、当該教育を実施した結果について、その旨記録し、保管すること。
  (2)  安全衛生団体等が事業者に代って当該教育を実施した場合は、修了者に対してその修了を証する書面を交付する等の方法により、所定の教育を受けたことを証明するとともに、教育修了者名簿を作成し保管すること。

別  紙
タイヤ空気充填業務安全教育カリキュラム

1  学      科  

科 目

範囲

時 間

タイヤに関する知識

タイヤの種類、構造及び機能

2.0時間

作業用機器に関する知識

ホイール脱着機等作業用機器の種類、構造及び取扱い方法

1.0時間

タイヤ・ホイール・セットの分解及び組立作業に関する知識

タイヤ・ホイール・セットの車体からの取外し、分解、及び点検の作業方法
タイヤ・ホイール・セットの組立て及び車体への取付けの作業方法
完成検査の方法

2.5時間

空気の充填作業に関する知識

エア・コンプレッサー等空気充填機器の種類、構造及び取扱い方法
空気充填作業の留意事項

1.0時間

関係法令及び災害事例

労働安全衛生法、同施行令及び労働安全衛生規則のうちタイヤ空気充填等業務に係るもの
災害事例

1.5時間

2  実      技
    実技教育は、作業用機器の取扱い、タイヤ・ホイール・セットの分解及び組立て作業、並びに空気の  充填作業の方法について8時間以上行うものとする。ただし、実技教育の内容について、十分な技能、 経験等を有する者にあっては実技教育の一部又は全部を免除することができる。